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NEWS外国にルーツを持つ生徒対象の入試一覧
NEWS外国につながる高校生のための進路体験まとめ
注意: 大学の入試制度などは変更されている可能性がありますので必ず進学先のホームページでご確認ください。
ルーツ | フィリピンと日本 |
日本に来た時期 | 2009年 8月 (小学3生) |
当時の在留資格 | 日本国籍 |
出身高校 | 文化学園大学杉並高等学校 |
進学先 | 東京外国語大学 |
学部学科 | 国際社会学部 |
奨学金の有無 | 有り |
奨学金の種類 | 日本学生支援機構 |
入試方法 | 推薦入試 |
入試日 | 2019年12月 (第二次試験) |
入試方法のURL | こちらのリンク |
これを読んでいる皆さん、こんにちは!れんです。英語と日本語は流暢に話せて、タガログ語は聞き取れますが、話せません…大学ではタガログ語とロシア語を学んでいます。最近、私は虹プロにはまっていてk-popを聞くのが好きです。ネットフリックスや写真を撮る事も好きです。よく見た目が怖い、年上だとか言われますが、話しかけてみたらフレンドリーで優しいと言われます。
小学3年生の頃に日本語が分からない・話せない状態で来日し、週2ペースで市の支援によって学校で日本語を学習していました。半年で学習内容を習得したのにもかかわらず、教室内で発言をするたびに笑われるのが辛くて恥ずかしくて自信を失いました。読み書きや文化はすぐに身につけたものの、人間関係を築く事が大変だった事は覚えています。
来日して間もない頃は市の支援で小学校の多目的室で日本語の個別授業を週2回行いました。これが半年続きましたが、日本語を話す事に抵抗したため、表現する力は中々上達しませんでした。作文や人との会話に苦労しました。しかし、中学校に上がると同時に、それが人間関係をリスタートできる良い機会だったので、初めて会うクラスメイトに積極的に話しかけてみたら、みんなすごく優しくて、、私の日本語を聞き取ってくれました。それがすごく嬉しくて仲良くしていったら、日本語がすぐに上達しました。また、積極的に委員会や部活に取り組んでいったら日本語が上達しました。それからアニメやドラマを見たり、日本語の小説を読んだり、j-popを聴いたりして、表現力や語彙力を磨いていきました。
高校では様々なことを経験したいと思い、学校外では英語ツアーガイドのボランティア活動や学内では箏曲部とボランティア部に所属していました。貧困や教育に関する社会問題に興味があったので、それらに関するボランティア活動に参加していました。オンラインのペンパルを作って、英語を忘れないように外国人の方々と英語でチャットしたりしていました。
大学の学部のアドミッション•ポリシーを読んで惹かれ、勉強したいものがその大学にあったのと、留学のプログラムが豊富で是非利用したい思ったからです。
1限は8:30スタートで早いです。1コマが分1日に5コマまで取ることができます。部活は週に一回に活動する民族舞踊団に所属していて、踊りのお稽古と伝統衣装の着方を学びます。大学生活で一番楽しいのは友達と学食で戯れることです!そこで留学生の友達と話すのがすごく好きです。講義形式の授業は退屈だけど、少人数でインターアクティブな授業ではクラスメイトと意見交換や教授に質問できるので面白いです。今はコロナの影響で前記の事はできませんので、オンラインで授業を受けています。
必要な書類はたくさんあり、提出漏れのないよう、二度、三度くらいチェックしてから郵送しました。志望動機、活動報告書、成績証明書と英語資格の証明書を提出しました。活動報告書では自分らしさをアピールするために今まで行ってきたボランティア活動の証明•写真やスピーチコンテストの成績などを入れました。必要な書類がたくさんありました。
控室では冬の寒さと緊張で手が震えていたのを覚えています。面接練習はたくさんした分、冷静に、自然に受け答えができました。予想しなかった質問をされ、動揺したが、素直に自分の知識不足を認め、それでも自分の仮説だけを伝えました。
小論文では予想していなかった事を聞かれ焦りました。しかし、小論文対策の時から、書く前に必ずプランを立ててから書くように教わったので、それをした事で落ち着いて書ききる事ができました。
面接はたくさんの先生方と練習しました。一番印象に残るのは校長先生との面接練習でした。自分の長所•短所と自己PRを言えるように練習しなさいと言われました。小論文対策は頼りある現代文の先生と予想問題を作って、答えて、添削する事を繰り返しました。もちろん、知識を増やすためにも歴史や政治を勉強しました。
高校生の頃は奨学金には頼りませんでした。大学に入って、後期授業料免除を申請しました。2年生に進級すると同時に奨学生として認められました。
父親は少し抵抗を見せていましたが、私が納得させました。ちょうど申請期限の1~2週間前くらいの事に話しました。準備する書類もたくさんあるので早めに相談するといいですね。
友達とたくさん遊んで思い出を作り、自分を大切にし、好きな物事にガムシャラに励んでください!どんな状況でも信頼できる友達関係を築いて欲しいと思います。自分はどこまでも自分にくっついてくるので、自分に優しくしてください。進路に関すると、心が一番惹かれるところを選んでください。常に未来の自分のビジョンを持って、日頃の行いを価値あるものにしていきましょう!日頃の勉強や定期テストでは良い成績を修めるようにすると、推薦の選択肢が出てくるのでいいですよ。
将来は全ての子どもに教育を受けられる環境を整え、異文化理解を促していきたいです。今は、大学でカルチュラルスタディーズと教育社会学を勉強して、自分の視野をどんどん広められたらいいなと思っています。
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